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化試験を実施し5MPa〜7MPaでのエンジン出力の推定に必要なデータを取得した。
(排ガス凝縮技術)
排ガス凝縮技術の確立のためには、高温下で大量の炭酸ガスを含む水蒸気の凝縮伝熱特性(水蒸気の凝縮部では炭酸ガスは不凝縮ガスとして作用)ならびに一部水蒸気を含んだ高圧下での炭酸ガスの凝縮伝熱特性を明らかにする必要がある。本システムでは凝縮伝熱特性を明らかにするとともに、水蒸気の凝縮部(水蒸気凝縮器)と炭酸ガスの凝縮部(炭酸ガス凝縮器)を分離した上で、かつ水蒸気凝縮部出口で凝縮水を分離することで炭酸ガス凝縮の性能向上を図ることとした。
これらの考えをもとに排ガス凝縮試験装置を製作し、試験を実施した。
その結果、5MPaおよび7MPaの圧力下で問題なく排気ガス凝縮できることを確認し、排ガス中の水蒸気と炭酸ガスを分離して凝縮することで炭酸ガス凝縮性能向上が図られる見通しを得た。
試験の結果、水蒸気凝縮熱伝達率は100〜300J/m2s℃程度、炭酸ガス凝縮熱伝達率は1000〜1200J/m2s℃程度であることが判明した。また、凝縮系の圧力は凝縮炭酸ガスの温度により制御が可能であることが判った。
(海中排出技術)
海中排出技術の確立のためには、高圧燃焼器より排出され凝縮器で液化された液化炭酸ガスおよび凝縮水を大深度下での高圧海中へ排出できるようにする必要がある。このことから7MPaまで加圧可能なプランジャー式排出ポンプを選定して排出試験装置を製作し、試験を実施した。
その結果、外圧を考え吐出圧力を3.5〜7MPaに変化させてもポンプの吐出圧および流量とも問題なく、凝縮水および液化炭酸ガスを排出できることを確認した。
また、ハイドレートの生成がポンプ性能に影響が出る可能性があるとして、運転条件である流速3.5cm/s温度12℃付近で生成状況を観察したが、明白な生成状況は認められず圧力上にも何らの変化も見られなかった。

 

 

 

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